ニュース シャザム監督が『遥かなる夜』炎上後に復帰

シャザム監督が『遥かなる夜』炎上後に復帰

著者 : David Dec 19,2025

『シャザム!』とその続編『シャザム!神々の怒り』の監督、デイヴィッド・F・サンドバーグが再び大規模なフランチャイズ作品を手掛けるとは、多くの人が予想していなかった。正直なところ、彼自身もそうだった。しかし、『Until Dawn』が劇場公開を前にした今、彼は自身が過去に手がけたDC拡張ユニバース作品に対する激しい批判と、なぜスタジオ主導の既存IP(知的財産)に再び挑むことを選んだのか、その理由を語り始めている。

「この脚本が私を引きつけたのは、まさにゲームの複製を試みなかったからです」とサンドバーグは、この人気ホラーゲームの映画化についてGamesRadar+に語った。「10時間のゲームを2時間に凝縮することは不可能だった。その代わりに、真の恐怖を保ちながら、何か新しいものを創り上げました」。彼は、ファンが映画化作品に寄せる情熱的で時には極端な期待についても認めた。

「『シャザム!2』への反応、特にファンからの殺害予告を受けて、私はIP作品から手を引くと誓いました」と、DCU作品への苛烈なバックラッシュを振り返りつつ、監督は告白する。「その毒性に耐える価値は、単純になかった」。

最終的に彼の考えを変えたのは、『Until Dawn』の前提だった。「この脚本は私を惹きつけました。ゲームの分岐する物語を模した巧妙な時間ループ装置を通して、ホラーの定型的要素を探求するチャンス?これは引き受けるしかないと思いました」と、サンドバーグは明かした。「脚本家たちは、登場人物たちが各サイクルで新たな選択をしながら悪夢を再体験するという仕組みによって、見事にゲームの精神を保っているのです」。

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「映画化作品は必然的に一部のファンを失望させます」とサンドバーグは指摘する。「もしオリジナルの(当時の)キャストを使ってショット単位でリメイクしていたら?批評家たちは、ノスタルジーに応えられていないとして引き裂いていたでしょう」。彼の解決策は?原作を尊重しつつ、新たな地平を切り拓くことだ。

脚本はブレア・バトラーと『 IT』(2017年)およびその続編『 IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の脚本を手がけたゲイリー・ドーベルマンが執筆。エラ・ルビンが主演を務める『Until Dawn』は、2025年4月25日に劇場公開予定。