
ベセスダは、『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』に公式のMODサポートは含まれないことを確認しました。意外な発売により即座に成功を収めた本作が、MODコミュニティにおいてどのような位置を占めるのかをご紹介します。
『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』、現在配信中!
ベセスダ、リマスター版にMODツールが付属しないことを発表

ベセスダによる『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』の公式ライブストリーム発表後、プレイヤーは本作が既に利用可能であることを発見しました。開発チームはオリジナル版からの大幅なビジュアルおよび技術的向上を強調しましたが、公式MODツールの欠如について多くのファンが落胆を表明しました。
ベセスダのサポートページは、このリマスター版が公式にMODをサポートしないことを明記しており、この驚くべき決定に対する説明は提供していません。これは、『Fallout 4』、『Skyrim』、『Starfield』などのゲーム向けにCreation Kitを通じてMODコミュニティを支援してきた同社の歴史とは対照的です。
この制限にもかかわらず、熱心なMOD作者たちはオリジナルのCreation Kitを使用して改造を適用する実験を行っています。Redditでの初期報告によると、既存のMODは十分に機能するようですが、リマスター版がベセスダのCreation EngineではなくUnreal Engine 5を採用しているため、課題は残されています。
制限がある中で発見されたVRの可能性

公式のMODサポートがなくともひるまないコミュニティは、UEVR(Unreal Engine VR Mod)を使用し、発売からわずか3時間後に『Oblivion Remastered』をVRで起動させることに成功しました。人気YouTuberのLunchAndVR氏は、モーションコントロールを用いたVRゲームプレイを示す初期テスト映像を共有しました。
この実証は、RTX 4090やCore i9-13900プロセッサなどの高性能ハードウェアを駆使し、DLSSを有効にした中設定で70fpsをスムーズに維持しました。これらの有望な初期結果は、さらなる最適化によりパフォーマンスが向上する可能性を示唆しています。
『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』は現在、PlayStation 5、Xbox Series X|S(Xbox Game Pass経由でアクセス可能)、およびPCプラットフォームで配信中です。今後のゲーム開発やコミュニティの取り組みに関する最新情報については、引き続き当メディアの報道をご覧ください。