ニュース Mortal Kombat 1 デフィニティブエディションがファンの怒りを招く

Mortal Kombat 1 デフィニティブエディションがファンの怒りを招く

著者 : Finn Sep 16,2025

Mortal Kombat 1 Definitive Edition Released by Warner Bros.

ワーナー・ブラザース・ゲームズは『Mortal Kombat 1: Definitive Edition』をリリースし、この過激な格闘ゲームシリーズの「最も完全なバージョン」と称しています。しかし熱心なファンたちは、このリリースをネザーリアム・スタジオがMK1のアップデートに終止符を打つことの裏付けと解釈しており、今後新たなDLCキャラクターやメジャーコンテンツの追加は期待できないと考えています。

完全版の登場

この決定版には基本ゲームに加え、これまでリリースされた全てのDLC(「Khaos Reigns」ストーリー拡張や両方のコンバットパックを含む)が収録されています。特筆すべきは、次回作『Mortal Kombat 2』映画や他メディアとのタイアップをモチーフにした新たなキャラクターコスチュームが追加されている点です。

ゲーマーコミュニティの反応は賛否両論で、多くのユーザーがこのコレクションをネザーリアムが積極的な開発終了を表明する手段と受け止めています。コンバットパック3の発表がないことがこの見方を強めており、2025年3月に追加予定のT-1000カメオ出演が最後のコンテンツ追加と見られています。

この状況は、エド・ブーンが2024年9月に表明した長期サポートの保証を覚えている熱心なファンたちの間で不満を引き起こしています。幻滅したプレイヤーたちはRedditなどのプラットフォームで不満を爆発させ、皮肉めいた別れの言葉から他のゲームのサポート期間との比較まで様々なコメントが飛び交っています。

「MK1のコンテンツライフサイクルは『Texas Chainsaw Massacre』ゲームよりも短いなんて笑える」

この状況は、約2年で次のプロジェクトに移行した『Mortal Kombat 11』時代のネザーリアムのパターンと相似しています。ただし、スタジオはMK1のライフサイクル終了に関する正式な発表はまだ行っていません。

シリーズの未来に注目

MK1の継続サポートに関する不確実性にも関わらず、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーはこのシリーズへの信頼を維持し、『Mortal Kombat』を4つの優先ゲームフランチャイズの1つに挙げています。現在、ネザーリアムの次なる作については推測が飛び交っており、今回のMK集中期間を経て『Injustice』シリーズに回帰する可能性が指摘されています。

同スタジオのフランチャイズ交互制作パターンは、パンデミックの影響やUnreal Engine 4への移行要因もあってMK1の開発により中断されていました。ブーンは以前、これがDC格闘シリーズの終わりを意味しないと示唆していましたが、具体的な計画は明らかにされていません。

売上データは別の物語を伝えています - シリーズ累計1億本以上を売り上げる一方、MK1の500万本はMK11の1500万本から明らかに減少しており、これらの数字がワーナーの今後のフランチャイズ戦略に影響を与える可能性があります。

ネザーリアム・スタジオの次作は?

MK1の開発サイクルに幕が下りつつある今、ファンたちはこの決定版の完全パッケージを受け入れるか、ネザーリアムが次に繰り出す過激な格闘体験に期待するかの選択を迫られています。